株式会社みんなのむら|京都府南丹市|美山ヴィレッジ(一棟貸し古民家宿・キャンプ場・体験施設)
「豊かさ」の定義が、壊れている
経済成長、キャリアアップ、SNSのフォロワー数——現代社会が差し出す「豊かさ」の指標は、いつの間にか人を消耗させる装置に変わってしまった。都市に暮らす多くの人が、「忙しいのに満たされない」「つながっているのに孤独だ」という矛盾を抱えている。
一方、農山村では逆の現象が進む。高齢化と過疎化、担い手を失った田畑、住む人のいなくなった古民家。豊かな自然、本物の食、顔の見える人間関係——都会の人が渇望しているはずの資源が、活用されないまま静かに失われていく。
都市と農村の間には、埋まらない溝がある。そう思われてきた。だが本当にそうだろうか。

「田舎暮らしを、もっと身近に簡単に」——古民家と里山を、暮らしの実験場へ
株式会社みんなのむらは、この溝を埋めるために、京都府南丹市美山町で「美山ヴィレッジ」を運営している。掲げるテーマは「田舎暮らしをもっと身近に簡単に」。高齢化・過疎化が進む地域の歴史と文化を次世代へ継承し、地域の活性化に貢献することを目指す取り組みだ。
その第一歩として開設したのが、一棟貸しの古民家宿「有田邸」、川沿いで1日1組限定のBBQが楽しめる「遊里(ゆうり)キャンプ場」、そして農業体験やサイクリングの拠点となる「柿迫邸・ジョイントセンター」である。古民家はその歴史と風情を大切にしながら、現代の生活スタイルに合わせてリノベーション。「泊まってみる」「食べてみる」「土に触れてみる」——田舎暮らしへの入り口を、誰にでも開かれた体験として設計している。
目指しているのは、単なる観光施設でも移住促進でもない。「本当に豊かな暮らしとは何か」を問い直し、その答えを実際の場として形にすること。都会でも田舎でもない、第三の生き方の実験が、美山の里山で続いている。

美山の大自然が育む、本物の豊かさ
美山ヴィレッジが拠点を置く京都府南丹市美山町は、その名の通り美しい山々に囲まれた土地だ。町の約90%が森林に覆われ、四季折々の表情を360度楽しむことができる。町の中心部には貴重なかやぶき民家が残る「かやぶきの里」があり、古き良き農山村の原風景が、地元の人々の手で守られてきた。
食もまた、この土地の宝である。地場野菜や米はもちろん、地元の猟師が仕留め適切に処理した鹿や猪は、臭みがなく栄養価も高い。畑で採れた野菜を使ったBBQ、一流の料理人を古民家に招くケータリング——「食べることの本質」を、体で思い出す時間がここにある。
有田邸には土壁で作られたサウナがあり、農作物の収穫体験、小川での川遊び、サイクリングなど、大自然と一体化したアクティビティも揃う。夏休みや連休には子どもたちを招き、歴史・文化に触れる農業体験も実施。都市部の家族連れや若者に「本物のつながり」を手渡す場になっている。

ZIPANG DAOとの共鳴——「もったいない日本の里山」を、世界の宝に
日本の里山文化、農の知恵、古民家の暮らし。そこには、都市化・孤立化・環境負荷に悩む世界が探し求めているサステナビリティのヒントが詰まっている。しかしそれらは今、「過去のもの」として忘れられつつある。
みんなのむらの挑戦は、ZIPANG DAOが掲げる「もったいない日本を、世界の宝に」というビジョンと根を同じくする。失われかけた古民家を暮らしの場として蘇らせること。里山の食と文化を、次の世代と世界へ手渡すこと。「田舎暮らし」という日本人が置き去りにしてきた豊かさを、誰もがアクセスできる体験に翻訳すること。
美山の里山から発信する「新しい豊かさ」のモデルが、ZIPANG DAOの同志とともに世界の宝になる日へ——その挑戦は、すでに始まっている。

会社概要
会社名
株式会社みんなのむら
代表取締役
天田 康平
所在地
大阪府大阪市中央区瓦町4丁目3番2号本町UMビル3階
事業内容
自給自足コミュニティ運営・古民家リノベーション・農業体験・宿泊施設・地域活性化事業
公式サイト
運営施設「美山ヴィレッジ」
