唐泊恵比須牡蠣 | 福岡市漁業協同組合唐泊支所
漁業という産業が、静かに消えていく
日本の漁業が危機に瀕している。漁師の高齢化、後継者不足、消費者の魚離れ——この三重苦が重なり、日本の漁業は産業として衰退の一途をたどっている。「漁師がいなくなれば、私たちは美味しい魚を食べられなくなる」。
しかし問題はそれだけではない。水産物の価格低迷、輸出規制、そして消費者に届くまでの情報断絶——日本が誇る水産資源の価値が、正しく伝わっていないのだ。
「世界最高水準の品質にも関わらず、PRが控えめすぎる。恵比須かきのブランドサイトをちゃんと作るべきだ」——香港トップシェフたちの声
遣唐使の風待ち港から生まれた、世界が認めた牡蠣
福岡市西区に位置する唐泊(からとまり)は、漢字が示す通り遣唐使の風待ち港として古くから栄えてきた港だ。1996年から真ガキ養殖を開始した福岡市漁協唐泊支所は、玄界灘の荒波に揉まれながら、独自の養殖技術を磨き上げてきた。
荒波に揺られることで鍛えられた大きな貝柱、濃厚でクリーミーな身、くさみのない食べやすさ——これが唐泊恵比須牡蠣の特徴だ。玄界灘から博多湾への海流の入り口という特殊な立地が、この奇跡の味を生み出している。

▲ ザ・リッツ・カールトン福岡「Bay」での唐泊恵比須牡蠣提供(2023年〜)
「シングルシード養殖」——福岡県初の革命的技術
2022年、唐泊支所は福岡県初となる「シングルシード養殖」に取り組んだ。一粒一粒を籠に入れて育てるこの方法は、均一な品質と周年出荷体制を実現する。冬のマガキ、夏のイワガキに加え、3倍体牡蠣の周年供給が可能となった。
さらに毎月の衛生検査(生菌数・大腸菌数・O157・ノロウイルス・麻痺性貝毒・下痢性貝毒の6項目)を徹底。2024年には全国4例目・九州初・フリップファーム方式では日本初となるMEL認証(マリン・エコラベル・ジャパン)を取得した。
養殖方式
シングルシード養殖(福岡県初)・筏養殖
衛生検査
毎月・6項目(O157・ノロウイルス等)
MEL認証
2024年取得(全国4例目・九州初・フリップファーム方式日本初)
出荷体制
周年出荷(冬:マガキ、夏:イワガキ、通年:3倍体)
主な取引先
ザ・リッツ・カールトン福岡、マンダリンオリエンタル香港、マリーナ・ベイ・サンズ(シンガポール)等

▲ シングルシード養殖の様子(唐泊恵比須牡蠣 公式サイトより)
香港・シンガポールへ——世界のトップシェフが認めた日本の宝
2012年から香港への輸出を開始し、現在ではマンダリンオリエンタルホテル香港の2つ星レストラン「AMBER」をはじめ20店舗以上で採用。2022年からはシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ「Waku Ghin」にも輸出されている。国内ではザ・リッツ・カールトン福岡「Bay」での提供も実現した。
「世界最高水準の品質にも関わらず、PRが控えめすぎる」——AMBERシェフ、リチャード・エッケバス氏
「もったいない日本の宝」を世界へ
遣唐使の時代から続く海の恵みを守り、世界に届ける——。日本の一次産業が持つ本物の価値を、正しく伝え、世界に広げていくために、唐泊恵比須牡蠣は新たな航海に出る。
会社概要
生産者
福岡市漁業協同組合 唐泊支所
所在地
〒819-0203 福岡県福岡市西区小田(唐泊漁港)
養殖開始
1996年(真ガキ養殖)
MEL認証取得
2024年10月
輸出先
香港(2012年〜)・シンガポール(2022年〜)
公式サイト
https://ebisuoyster.com/
@ebisu_oyster
